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七夕の物語は世界各国で違うの?日本との違いが面白い

❋世界での七夕伝説-ギリシャ-

❋世界での七夕伝説-フィンランド-

❋世界での七夕の風習

 

今回注目するのは“七夕伝説”について!

実は日本と中国だけの話ではなく、様々な国での七夕伝説があるようです‼

 

日本で語られているお話とは違い、今回はギリシャとフィンランドの2つの七夕伝説をご紹介していきます。

 

お話は切ないのですが日本との“違い”に注目して、ぜひ楽しんでご覧になっていってください♪

「えー‼私の知っているお話と全然違う…!」なんてことがあるかもしれません⁉

 

それでは、世界の七夕伝説を一緒に覗いていってみましょう…‼

 

 

世界の七夕伝説-ギリシャ-

 

※私なりに分かりやすくまとめたものをご紹介していきます。

 

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☆ギリシャの七夕伝説

昔ギリシャには、“オルフェス”という青年がいました。

オルフェスはたて琴が上手で、彼が奏でる美しい音色に人々や動物、そして木々たちまでも聞きほれていました。

 

――そんなある日。

いつものようにオルフェスが川のほとりでたて琴を弾いていました。

するとオルフェスが奏でている音色に合わせて1人の少女が踊っていたのです。

少女は妖精であり、名前は“エウリディケ”。

 

そして、2人は恋に落ち、結婚をして仲睦まじい夫婦になりました。

 

……ですが、ある日の事。

エウリディケが海岸を散歩していると、草に隠れている毒蛇がいました。

エウリディケは気づかず毒蛇を踏んでしまったのです。

毒蛇に噛まれてしまったエウリディケは、亡くなってしまいました。

 

 

エウリディケがいなくなってから、オルフェスは悲しみ泣いて暮らしていました。

そして、エウリディケの事を諦めきれないオルフェスは思いました。

「あの世に行っって、大王プルトーンにエウリディケを生き返らせてもらおう。」

 

オルフェスはあの世へと険しい道のりへ向かい、三途の川にたどり着いたのです。

ですが、川の番人が言いました。

「お前は川の向こうへ渡すことはできない。」

そこでオルフェスが、エウリディケを亡くした悲しみの音色を奏でたのです。

すると番人は船に乗せてくれました。

 

そして、大王プルトーンの所へ着きました。

オルフェスは悲しみの音色と共にエウリディケを生き返らせてほしいと頼みました。

プルトーンは断りましたが、大王の后が涙を流しオルフェスの願いを聞いてほしいと言いました。

 

すると、プルトーンは「1度だけ許すが地上に出るまで妻の方を振り返らないように…。」と言ってくれてエウリディケがオルフェスの元へ帰ってきたのです。

 

ですが、妻が帰ってきたという喜びにより思わず地上に出る前にオルフェスは振り向いてしまいました。

エウリディケは元来た道へ吸い込まれて見えなくなってしまい、オルフェスは三途の川までたどり着きましたが、番人はもう船には乗せてくれませんでした。

 

オルフェスはさまよっていたところに、トラキアの女たちがやってきて琴を弾くように言われたのを断ったためその場で殺されてしまったのです。

 

 

オルフェスの遺体は音楽の女神に拾われて森に葬られ、大神ゼウスがオルフェスの琴を拾い星空に上げたそうです。

その名を“琴座”として、今でも星空の彼方からあの悲しい音色が聞こえてくるのだそうです……。

 

おしまい。

 


 

世界での七夕伝説-フィンランド-

 

※私なりに分かりやすくまとめたものをご紹介していきます。

 

 

☆フィンランドの七夕伝説

 

“ズラミ”と“サラミ”という仲の良い夫婦がいました。

いつも一緒にいた2人なのですが、死ぬときは2人一緒にというわけにはいきませんでした。

 

そして、2人は亡くなった後別々に天に昇って星となったのですが、

星になった2人の距離は遠く会うことさえできなくなってしまったのです。

 

2人は考えて空にただよっている星たちを集めて、橋を作り会おうと決めました。

毎日橋作りをして遂に完成したのです。

千年もの時がかかりましたが、2人はあきらめず橋を完成させたのです。

 

2人は光の橋を渡り再開でき、今でも仲良く暮らしているのだとか……。

 

おしまい。

 


 

 

世界での七夕の風習

 

2つのお話はいかがでしたか⁇

七夕伝説は日本だけではないので、もちろん七夕に行われる風習世界にはあります。

ミニ豆知識として、簡単にですがご紹介しますね♪

 

☆台湾

近年台湾では、バレンタインデーと同じ感じのように男女がプレゼントを交換する日とされているのだとか‼

 

☆アメリカ

リトルトーキョーにて毎年開催されるお祭り。

2009年から仙台市の協力のもと当地の宮城県人会が中心となり、“ロサンゼルス七夕祭り”を同時に開催しているのだとか‼

 

☆韓国

七夕料理に、小麦粉で作った麺、うどんやせんべいがあるのだとか‼

これは、七夕の日を境に小麦の季節が終わるという事で、最後にいただく小麦料理となっているようです。

まとめ

 

気になっていた情報は見つかりましたでしょうか⁇

 

七夕伝説から風習まで、世界各国で違いがあり、知れば知るほど世界の文化って面白いですし、他の国や地域での七夕伝説も気になる所ですね‼

 

ぜひ、気になりましたら今回ご紹介していない七夕伝説も、きっとあると思うのでチェックしてみてください…^^‼

 

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